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2008年6月

2008年6月29日 (日)

「ヴィレッジ」(M・ナイト・シャラマン)

 新作「ハプニング」の予告編がなかなか印象的だったので、未見だった「ヴィレッジ」2004年)をレンタルでチェックしてみた。これがロジャー・コーマン先生の「恐怖の獣人(TEENAGE CAVEMAN)」(1958)のパクリ、であるのはいいとしてもラストがあれってのはいくら何でもひどすぎる。何か段取り間違えてるというか、思わせぶりな割にラストがまんま過ぎるというか。しかも思いっきり閉じた終わり方なのが気になる。あの村の長老たちに共感できるか? シャラマン監督、お前は壁のどっち側に立ってるんだ?

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2008年6月25日 (水)

「マグノリア」O.S.T.

 出張帰りの新幹線の中、ポール・トーマス・アンダーソンの「マグノリア」サントラ聴く。ジョン・ブライオンの音楽、エイミー・マンの曲、ともに良くてハマる。もう1度映画見直したくなった。名曲「ワイズ・アップ」は変則的なミュージカル調の演出が印象深い場面に使われてた。映画のOPで流れる「ワン」(ニルソンのカヴァー)は、クレジット見たらコーラスにニール・イネス(ボンゾ・ドッグ・バンド)とクリス・ディフォード(スクイーズ)が参加してるのな。

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2008年6月23日 (月)

「インベージョン」(オリヴァー・ヒルシュビーゲル)

 ジャック・フィニイ「盗まれた街」、4度目の映画化「インベージョン」見る。ドン・シーゲル版、フィリップ・カウフマン版、アベル・フェラーラ版、どれも面白かったが、2007年度の最新作はどんなものかと期待。監督はドイツ人のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。

 物語はオリジナル通り。まあまあ面白いんだけど、新解釈が無いのが辛い。ボディスナッチャーの支配から解き放たれたら、相変わらず戦争だテロだと元の状態に戻る・・・というのがラストで、争いを起こすことこそが人間らしさであるという皮肉を込めたつもりだろうが別に今さら驚きもない。脇役でカウフマン版にも出ていたヴェロニカ・カートライトが出てるのと、ちょっと変わった顔つきの子役が可愛かったのがチェックポイントか。さておきこの映画の見所はニコール・キッドマンに尽きるわけで、彼女はこういう硬質のピリピリした役が妙にハマるのだな。たいそう魅力的であった。スケスケの寝巻き姿でファンサービスも抜かりない。

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2008年6月22日 (日)

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」(スティーヴン・スピルバーグ)

 シネコン「仙台コロナワールド」にてインディ・ジョーンズ4作目「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」見る。封切り2日目だというのに場内ガラガラだったのが気になる。

 今や反動的とさえ言えるスピルバーグの古典性と、ルーカスの遊園地ライド的感覚がぶつかり合って、わずかにルーカスが勝ったような印象。充分面白かったのだが、スピルバーグにしては演出に段取りやしつこさが足りないように思うのだな。シナリオですったもんだ揉めて最後はデヴィッド・コープがまとめたというが、お話はあってないようなもので印象が薄い。

 俳優はハリソン・フォードの他、カレン・アレンが最登板。悪役ケイト・ブランシェットが一番目立ってたけど、もっともっと悪女風でも良かった。

 時代背景は米ソ冷戦下の1950年代、ロズウェル事件や宇宙人の頭蓋骨、原住民に追いかけられる毎度お馴染みの見せ場、インディ・ジョーンズが核実験から冷蔵庫に隠れてまんまと逃げ延びる(思いっきり被爆してるだろ、あれ)、とか、今時これはどうよと思うような場面が続出。当然敢えてやってるのだろうけど。冒頭のアメリカ軍の倉庫の場面がなかなか面白かった。ちょっと「失われたアーク」が見えたりして。後はジャングルのカーチェイス。その後の軍隊アリ襲撃やラストのケイト・ブランシェット炎上にはスピルバーグらしいえげつなさがちょっと垣間見えるが、意外にあっさりしたものだった。最近のスピルバーグらしいしつこさやえげつなさが薄い分だけ安心して見てられたけど、その分物足りなさも感じたりして痛し痒しだなあ。

部屋に戻ったら、TVで丁度シリーズ1作目「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」を放映していた。スピルバーグらしいしつこさは比べ物にならないくらい上。4作目とタッチが随分違うのが分かる。

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2008年6月15日 (日)

「電脳コイル」(磯光雄)

 「電脳コイル」最終巻見終える。うん、このシリーズは見て良かったと思う。シンプルなテーマをきちんと描ききっているじゃないか。髭が文明を築き戦争始める話(12話)、首長竜の話(13話)は特に面白く、SFの楽しさを味わえた。センス・オブ・ワンダー。

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2008年6月14日 (土)

原田知世ライヴ"music & me"

深夜、NHKBS2にて原田知世ライヴ。"music & me"と題して行われた、デビュー25周年の記念ライヴ(200831日 恵比寿ガーデンホール)。彼女40歳って俺なんかと同い年だったのな。ゲストには鈴木慶一、大貫妙子、高橋幸宏ら参加の豪華版。ライヴとしては穏やかな曲調のものばかりで少々メリハリに欠けるような気もしたが、どの曲もいい曲ばかりで和む。慶一もインタビューで言っていたが、原田知世は自己プロデュース能力が高い人(そしてやりたいようにやることをわがままと感じさせないキャラクター性)なんだろうと思う。

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2008年6月11日 (水)

追悼・水野晴男

 水野晴男が死んだ。映画監督マイク水野の力量はともかくとして、映画解説者水野晴男にはかつて随分お世話になった。「いやー、映画って本当にいいものですね」という名調子、「水野晴男の映画がいっぱい」コーナーでのアメリカ警官フェチぶり。我ら吹き替え洋画世代にとって、金曜・水曜ロードショーの思い出は数多い。

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2008年6月 8日 (日)

オタクの近親憎悪か?

 秋葉原で通り魔事件のニュース。25歳の男が車で歩行者天国に突っ込み、その後ナイフ振り回して死者・怪我人多数。何故秋葉原で? 世の中に殺意向けるならもっと他にあるだろうに。渋谷でも永田町でもなく秋葉原に刃を向けるってのは結局近親憎悪なのか? それとも単に知ってる場所だったから? ううむ。

 ここしばらくNHKで放映されてたアニメ「電脳コイル」にハマっている。今日見た第18話「異界への扉」では、ハラケン君があっちの世界に行きそうになるのを、ヤサコとおばさんが止めるお話。妻が「やっぱり電脳コイルは『ノルウェイの森』か?」って。成る程ね。村上春樹が固執するあっちの世界とこっちの世界の話であるのは確か。最後は「ユミヨシさん、朝だ」ってか。

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2008年6月 7日 (土)

「マイマミ・バイス」「コラテラル」(マイケル・マン)

夜、レンタルしてきたマイケル・マンの近作2「マイマミ・バイス」「コラテラル」見る。どちらもOPクレジットタイトルも出ず、DV撮り、手持ち多用のドキュメンタリータッチ。マイケル・マンといえば世間的に評判の高い「ヒート」が個人的にはイマイチなもんで最近はスルーしてたけど、ずっとこんな感じなんだな。成る程。自分が見たいアクション映画とは違うなあと思う。

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2008年6月 2日 (月)

「男じらし」って・・・

 夜、ぼんやりTV眺めながら夕食食べる。フランス製のドキュメンタリー「WATARIDORI」やってる。撮影は凄いが、テンポが単調で飽きた。まあネイチャー番組以上の映画的何かは感じられず。裏番組でアルモドバルの「バッド・エデュケーション」やってる。「男じらし」という字幕には爆笑。男じらしって・・・。しかもこんな話が「自伝的」だっていうんだから呆れた。

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2008年6月 1日 (日)

「キングダム 見えざる敵」(ピーター・バーグ)

 マイケル・マン製作、ピーター・バーグ監督「キングダム 見えざる敵」タイトルバックで、サウジアラビアとアメリカの関係がニュース番組風に流れる。石油を巡る巨大な利権、そして911テロ。本編が始まると、のっけから一般人を巻き込むテロの場面が展開。その後、現場検証をしていた救急や警官、FBI捜査官を巻き込んだ更なる爆弾テロが発生する。この事件で仲間を殺されたFBI捜査官(ジェイミー・フォックス、ジェニファー・ガーナー、クリス・クーパーら)が、サウジに乗り込み犯人探しを始める。しかしアメリカの組織であるFBIはサウジでは何の権限もなく、拳銃も取り上げられ、地元警察に行動を監視され、しかも滞在を許されたのはわずか5日間。果たして犯人を見つけることが出来るのか・・・というお話。

 最初は落ち着きのない撮り方にどうなることかと思ったが、生々しいドキュメンタリータッチが内容とマッチしており納得。終盤のアクションも臨場感があってなかなか。サウジに乗り込んだFBI捜査官たちがちゃんとプロフェッショナルとして行動してたのが良かったね。所詮ハリウッド映画なんで、深みを期待しても仕方ないけど、一応テロのシステム(背後の巨大資本、復讐の応酬)も描いてて立派だと思った。映画としても硬派な雰囲気がなかなか悪くないと思う。

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