« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月

2008年11月28日 (金)

「カプリコン・1」(ピーター・ハイアムズ)

唐突にピーター・ハイアムズ監督「カプリコン・1」(1977)見る。世界初の有人火星探査船「カプリコン1」が打ち上げられたが、実は・・・というサスペンス・アクション。大昔TVの吹き替え洋画劇場で見て以来の再見。シンプル極まりないお話で、アクション演出も気合入ってるし、今見直しても結構イケる。事件を追う記者がエリオット・グールド、それを助ける女性がカレン・ブラック、という70年代としか言いようのないキャステングにもグッときた。陰謀に巻き込まれて逃げ回る宇宙飛行士はジェームズ・ブローリン。「ジャグラー/ニューヨーク25時」では追いかける側だったなあ、とか、息子のジョッシュ・ブローリンは「ノー・カントリー」で殺し屋から逃げ回ってたっけなあ、とか。脇にはハル・ホルブルック、O・J・シンプソン、テリー・サバラスも出てたりして。

監督は職人ピーター・ハイアムズ。「2010年」以降はしょうもない大作ばっかりという印象だが、「破壊!」とか本作とか70年代にはなかなかいい仕事をしていたのだなと改めて感心した。そして何と言ってもジェリー・ゴールドスミスのスリリングな音楽が印象的。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月24日 (月)

「ファインディング・ニモ」(アンドリュー・スタントン、リー・アンクリッチ)

 今夜はディズニー/ピクサーアニメ「ファインディング・ニモ」2003年)観る。っていうか最近アニメばっかり見てるな。ダイバーにさらわれた我が子ニモを探して旅するカクレクマノミの父親の大冒険を描く、ピクサーのフルCGアニメ。テーマは明快、見せ場もふんだんに盛り込まれてる。まあつまらなくはないんだけど、何かこうピンとこないのは絵柄のせいか、ギャグがいまいちなせいか。他のピクサーアニメ「Mr.インクレディブル」「トイ・ストーリー」の面白さには及ばず。正直言って40オヤジには画面がチカチカして見辛いことこの上なかった。そろそろ「良質の」アニメにも食傷気味なんで、早く血飛沫くホラーかアクション映画見たくなってきた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月21日 (金)

「パプリカ」(今敏)

今敏監督「パプリカ」2006)見る。前作「東京ゴッドファーザーズ」が好印象だったので、期待して見始めた。原作は筒井康隆。開発途中のサイコセラピー装置を悪用して他人の夢に侵入する正体不明の敵に立ち向かう、ヒロイン「パプリカ」の活躍描く。面白かったけど、いまいち小粒というか未消化な印象だったなあ。メインキャラクターに一人に元8mm映画野郎が出て来たのはちょっと痛かった。

ところで、今監督の前作「東京ゴッドファーザーズ」の音楽は鈴木慶一(サントラにはムーンライダーズが全面参加)、今回の音楽は平沢進。この辺は監督の好みなんだろうな。ちょい懐かしい感じのテクノサウンドが大音量で鳴り響くのはなかなかキモチ良かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月16日 (日)

「レミーのおいしいレストラン」(ブラッド・バード)

 ピクサーアニメ「レミーのおいしいレストラン」2007年)見る。監督は「Mr.インクレディブル」「アイアンジャイアント」のブラッド・バードだけにハズレはあるまいと思ってはいたが、いやはやこれは問題作であろう。

 舞台はパリの一流レストラン。シェフを夢見るネズミのレミーは、料理の出来ない見習いシェフのリングイニを操って大騒動を巻き起こす。

 お話は先が読めなくて面白いし、アニメならではの楽しい動きの見せ場は盛りだくさん。辛口料理評論家の存在、RATATOUILLE という原題に託されたテーマもなかなか感動的だ。が、正直言ってこれは綱渡りみたいな映画だと思う。人によっては(っていうかほとんどの人は)、「不衛生だ」と、切って捨てそうな気がするんだよなあ。かく言う自分も厨房にネズミ軍団が押し寄せる場面は退きそうになったもんなあ。面白かったんだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月15日 (土)

「イタリア人の拳銃ごっこ マカロニ・ウエスタン物語」(二階堂卓也)

 我がバイブル「マカロニアクション大全」の二階堂卓也先生の新刊「イタリア人の拳銃ごっこ マカロニ・ウエスタン物語」購入。お馴染みの名調子でマカロニウエスタンの勃興を解りやすく綴り読み応え充分。脇目も振らず一気読みしてしまった。「荒野の用心棒」でマカロニウエスタンが爆発する前夜、下地としてあったユーロウエスタン、スパニッシュウエスタン(それらはこれまでマカロニと混同して語られる事が多かった)をきちんと整理して解説してくれているのも興味深い。二階堂先生は意外に好き嫌いがハッキリしていて、「続・夕陽のガンマン」以降のセルジオ・レオーネを冗漫だとして切り捨てている。そんなところも面白かった。それにしても、自分はマカロニウエスタン好きとして、恐らく日本でソフト化されている作品はほぼ網羅したと自負していたが、そんなのは巨大なマカロニ山脈のほんの一部に過ぎなかったのだなあと改めて思い知らされた。二階堂先生が次々愛情たっぷりに紹介する作品たちはほとんどタイトルも知らないものばかりなのだ。ううむ、やはりマカロニ探求は我がライフワークとして今後も続けていくしかないと思ったことであるよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月12日 (水)

「恋人までの距離(ディスタンス)」(リチャード・リンクレイター)

TVでリチャード・リンクレイター監督「恋人までの距離(ディスタンス)」原題Before Sunrise 1995年)見る。列車の中で出会ったアメリカ人青年(イーサン・ホーク)とフランス人女性(ジュリー・デルピー)。意気投合した2人はウィーンで下車し、一晩だけ一緒に過ごすことにするのだが・・・。

名作との評判は聞いていたものの、こんなによく出来た映画だったとは。驚いたなあ。夕方から夜明けまで、様々な表情を見せるウィーンの街並みと、次第に接近していく男女の感情が鮮やかに描かれた佳作。イーサン・ホークとジュリー・デルピーが全編喋りっぱなしというのも面白かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月10日 (月)

映画化するなら「残酷な夜」を(って絶対ムリ)

カルト人気を誇るノワール作家ジム・トンプスンの「おれの中の殺し屋」が映画化されるらしい。出演ケイシー・アフレック、ジェシカ・アルバ、監督はマイケル・ウィンターボトム!? 大丈夫か? いやウィンターボトムの「24アワー・パーティピープル」とか大好きなんだけど。ジム・トンプソンというのはかなり難易度が高いぞ。トンプソン原作の映画化といえば、かつて「ゲッタウェイ」(サム・ペキンパー)、「グリフターズ/詐欺師たち」(スティーヴン・フリアーズ)、「アフター・ダーク」(ジェームズ・フォーリー)といくつか成功作はあるものの、「おれの中の殺し屋」は特に難易度が高いと思われる。果たしてあの狂気を映像化出来るか? ううむ、あんまり期待しないで公開を待とう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 9日 (日)

「訣別の街」(ハロルド・ベッカー)

ハロルド・ベッカー監督「訣別の街」(1996)見る。N..市長(アル・パチーノ)と若き市長補佐官(ジョン・キューザック)。固い信頼関係に結ばれた2人であったが、ある日ブルックリンの路上で起きた銃撃事件が2人の人生を変えていく・・・。

原題はCITY HALL(市庁舎くらいの意味?)と地味。映画の出来も地味というか硬いというか。脚本はケン・リッパー、ボー・ゴールドマン(「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」「メルビンとハワード」)、ニコラス・ピレッジ(「カジノ」「グッドフェローズ」)、ポール・シュレイダー(「タクシー・ドライバー」「救命士」)。マーティン・スコセッシ組の脚本家が2人も参加しているので社会派かつ娯楽要素もたっぷりの犯罪ものかと期待していたのだが・・・。一言で言えば政界の内幕ものなわけだが、映画の主眼は犯人探しのサスペンスじゃなくて、劇中の台詞にも出てくる「男の連帯」にあるようだ。それぞれ違った立場に居ながら、「男の連帯」の名の下に自らを犠牲に果てていく男たち。と聞くと本来なら男泣き映画になりそうな感じなのだが、どうもそう見えないのは何故なんだろう。「男の連帯」とか言って正当化しようとしてるけど、結局は逃れられないしがらみ(オトナの事情)で他人の尻拭いをしてるに過ぎないからか。お偉いさんばっかり出てきて、下っ端の苦労が描かれてないからか。単に監督が下手糞だからか。ううむ。ジェリー・ゴールドスミスの重厚な音楽はなかなか良かったけど。

アル・パチーノは政治家役なんでお得意のハイテンション演説を数回に渡って披露、気持ち良さそうだった。ジョン・キューザック、ダニー・アイエロ、マーティン・ランドーといった脇役は悪くない。紅一点のブリジット・フォンダは中途半端なキャラクターで意味なし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「可愛い悪魔」O.S.T.(エンニオ・モリコーネ)

 仙台メディアパトロールの獲物、セルジオ・ソリーマ監督「可愛い悪魔」1972年)のサントラ聴く。ステファニ・サンドレッリ、ケア・デュリアら出演のミステリー映画。残念ながら映画は未見なのだが、ライナーの解説から察するに「悪魔っ子」もの(子供の無邪気な残酷さがテーマ)らしい。物憂げな雰囲気のモリコーネ節はムードたっぷり。「エリーゼのために」の旋律が何度か織り込まれてるのはストーリーと関係しているのだろうか。監督は「復讐のガンマン」「血斗のジャンゴ」他で手堅い演出を見せたソリーマだし、いつか見てみたいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 8日 (土)

「スウィングガールズ」(矢口史靖)

ぴあフェス出身の矢口史靖監督のヒット作「スウィングガールズ」2004年)。TV放映されたんでようやく見た。個人的に矢口監督のスカした感覚というか、「俺ってセンスいいでしょ」と言いたげな演出がどうも好きになれず、今まで見てなかった。「ウォーターボーイズ」も途中で耐えられなくなって止めてしまったっけ。

舞台は東北の片田舎(「○○だずー」何て言ってるから山形か)。補習授業をサボる目的でビッグバンドに参加した落ちこぼれ女子高生たちが、次第にスウィング・ジャズの演奏にハマっていく姿を描く。上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカ、平岡祐太ら若い出演者の力の抜けた演技、東北の景色、ストレートな物語が上手い具合に噛み合って、まあまあ楽しめた。演出のタッチも思ったより嫌味じゃなくて良かった。クライマックスの演奏場面(上野樹里ら出演者は数ヶ月の猛特訓をして楽器を全て吹替えなしでこなしたという)は素直に盛り上がる。時折音楽の話から脱線するのと、竹中直人演じる先生のエピソードが中途半端なのがマイナス点。谷啓のワンポイント出演は嬉しかった。

さておき「世の中には2種類の人間がいる」云々という「続・夕陽のガンマン/地獄の決斗」の引用が繰り返し出てくるのはちょっといただけないなあ。あれ高校生のガキに言われるとイラっとするよ。矢口監督、ああいうの不用意にやっちゃうから好きになれないんだよなあ。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年11月 7日 (金)

「COBRA THE ANIMATION ザ・サイコガンVol.1」(寺沢武一)

今年は寺沢武一先生のSFコミック「コブラ」生誕30周年なんだそうで、それを記念して、OVAが発売された。原作でまだ映像化されていないエピソードを選んでOVA化、新しいTVシリーズも予定されているという。何しろ「コブラ」はジャンプに連載当時からのファンだ。OVA第1COBRA THE ANIMATION ザ・サイコガンVol.1見てみた。

コブラ役は野沢那智、アーマロイド・レディ役は榊原良子、とTVアニメ版と同じ声優陣。原作者自身が監督とあって画のクオリティも世界観も全く危なげない出来で安心して楽しめた。30分はあっという間で、Vol.2も楽しみだ。「海賊ギルド」「オキシシガー」なんていう単語も懐かしくてニヤリとさせられる。ただ、今の若い人間がこれ見てどう思うのかと。「バーバレラ」ばりのファッションは全く古びてないと思うけど、例えばこんな台詞に対して。海賊ギルドが美術館を襲撃、銀河パトロールに助けを求めるがなかなかやってこない。ようやく到着した頃には、事が終わって海賊船は逃亡した後であった。それを見ていたコブラは一言、「騎兵隊の到着はいつも遅すぎるんだよな」。騎兵隊の到着って・・・。いや、分かりますよ、僕らは。でも今の中高生なんてきっと西部劇なんて見たことないだろうから、こんな台詞が理解できるのだろうかと。ううむ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 6日 (木)

マカロニウエスタンのベスト盤を作ってみる

 友人にプレゼントする為、マカロニウエスタンのベスト盤を作ってみた。エンニオ・モリコーネ先生をメインとして、先生以外の代表的な作曲家も各12曲くらい選んでみる。こんな感じ。

1、「荒野の用心棒」 エンニオ・モリコーネ

2、「夕陽のガンマン」 エンニオ・モリコーネ

3、「続・夕陽のガンマン」 エンニオ・モリコーネ

4、「続・荒野の用心棒」 ルイス・バカロフ

5、「続・荒野の1ドル銀貨」 エンニオ・モリコーネ

6、「星空の用心棒」  アルマンド・トロバヨーリ

7、「ジョニー・ハンサム」 フランチェスコ・デ・マージ

8、「西部悪人伝」 マルチェロ・ジョンビーニ

9、「荒野のドラゴン」 ブルーノ・ニコライ

10、「西部決闘史」 マルチェロ・ジョンビーニ

11、「新・夕陽のガンマン/復讐の旅」 エンニオ・モリコーネ

12、「大西部無頼列伝」 ブルーノ・ニコライ

13、「ミスター・ノーボディ」 エンニオ・モリコーネ

14、「さすらいの一匹狼」 ニコ・フィデンコ

15、「さすらいのガンマン(ナバホ・ジョー)」 エンニオ・モリコーネ

16、「復讐のガンマン」 エンニオ・モリコーネ

17、「殺しが静かにやって来る」 エンニオ・モリコーネ

18、「豹/ジャガー」 エンニオ・モリコーネ

19、「復讐無頼/狼たちの荒野」 エンニオ・モリコーネ

20、「ミスター・ノーボディ2」 エンニオ・モリコーネ

21、「ガンマン大連合」 エンニオ・モリコーネ

22、「続・復讐のガンマン/走れ、男、走れ!」 ブルーノ・ニコライ

23、「血斗のジャンゴ」 エンニオ・モリコーネ

24、「五人の軍隊」 エンニオ・モリコーネ

25、「夕陽のギャングたち」 エンニオ・モリコーネ

26、「進撃0号作戦」 エンニオ・モリコーネ

27、「J&S/さすらいの逃亡者」 エンニオ・モリコーネ

28、「ウエスタン」 エンニオ・モリコーネ

手持ちのCDからなので、あんまりレア曲は無くて極めてオーソドックスな選曲になってしまったかもだ。本来なら、モリコーネ先生で1枚、それ以外の作曲家で1枚、歌もので1枚、と3枚組くらいにするといいかなと思うが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 5日 (水)

変わるし

NHKの歌番組「SONGS」に矢野顕子が出るというので、妻と柿食べながら見る。びっくりしたのはギタリスト、マーク・リボーの登場。矢野顕子と二人で演った「変わるし」っての凄かったなあ。曲も演奏も。そういえばマーク・リボーのソロアルバム「レクイエム・フォー・ホワッツ・ヒズ・ネーム」、誰かに貸したっきり帰ってこないんだよなあ。もはや誰に貸したかも忘れちまったが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 4日 (火)

何ヶ月かぶりに晴れ晴れとした朝を迎えた

 ここ何ヶ月間も毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝毎朝仕事の夢ばっかり見て目覚めが悪かった。休みの日なんか昼寝したりするとそこでもまた仕事の夢。それが今朝は本当に久しぶりに仕事と関係ない夢を見た。何ヶ月かぶりに晴れ晴れとしたいい気分で目が覚めた。友人たちと映画撮る夢だった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 3日 (月)

「ロスト・アンド・ファウンド」(ダニエル・ジョンストン)

 ダニエル・ジョンストンの近作「ロスト・アンド・ファウンド」聴く。出てたの全く気がつかなかった。ちっとも変わらぬダニエル・ジョンストン節にホッとするが、1曲目でちょっと声がかすれてたような気がする。重々しい曲なんで悪ぶってわざとダミ声にしてるのかなあ。「悪魔とダニエル・ジョンストン」(サブカル心病み系ドキュメンタリー映画の傑作)でお父さんがダニエルの煙草の吸いすぎを心配してたのを思い出した。大丈夫かなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

「秘密の花園」(アニエスカ・ホランド)

食事中、TVで放映してた「秘密の花園」1993)。フランシス・コッポラ製作総指揮による、文芸映画。監督はポーランド出身、80年代のアンジェイ・ワイダ作品の脚本家だったアニエスカ・ホランド。食事しながら何となしに最後まで見てしまった。

古い洋館や自然風景を捉えた撮影(コーエン兄弟組のロジャー・ディーキンス)はキレイだし、たまにはこういうのもいいかなと思って見ていたが、いかんせんインパクトが無さすぎる。お子様向けの文芸映画・・・にしては映像が暗すぎるし、いったい誰に向けて作ったのやら。原作が好きだったという妻は「展開が速すぎる」「主人公のイメージが違う」等々お気に召さなかった様子。確かに、迷路みたいにたくさんの部屋がある大きな古い洋館に屋敷に住むことになった少女の不安やトキメキはもっと丁寧に描いても良かったと思う。肝心の「秘密の花園」も箱庭っぽくて息苦しいし。蝋燭を灯して洋館の廊下を歩く場面が何回か出てくるけど、あれもトリュフォーの繊細さには及ぶべくもない。個人的には、どうも「回転」を連想してイヤだった。あの子供たちが庭師のじいさんをそそのかして何か悪さするんではないかと。しなかったけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 1日 (土)

「アンチギャングスターズ」O.S.T.(ゴブリン)

 先日久々のメディアパトロール(中古屋巡りを仲間内でこう呼ぶ)中に発見した1枚。ゴブリン「アンチギャングスターズ」。ジャケットはニヤリと不適に笑うヒゲ面のトーマス・ミリアン。CDの帯には「ブルーノ・コルブッチ監督、トーマス・ミリアン出演の刑事映画のサントラ」の文字が。てっきり「暴走ひったくり750cc」(1976年)のサントラかと思ったら、ライナーノート見てびっくり。ブルーノ・コルブッチ監督(セルジオ・コルブッチの実弟)、トーマス・ミリアン出演による「暴走ひったくり750cc」は大ヒットしたので、主人公の名をとった「ニコ・ジェラルディ」シリーズとして10本も製作されたのだという。この「アンチギャングスターズ」はそのシリーズ第5作目(1979年)のサントラだったのだ。全10本も作られたというのには驚いた。そもそもが「セルピコ」のパクリ映画だったというから、マカロニ根性恐るべしだ。

 肝心の楽曲はダリオ・アルジェントのホラー映画で聴かれるハイテンションのシンセ・サウンドとは異なって、思いっきりディスコ、フュージョン寄りの音作り。これはこれで日本の刑事ドラマなんかにもすんなりハマりそうな感じで面白いが、あんまりゴブリンぽい良さは無いなあ。ライナーによると、ゴブリンの中心メンバーであるシモネッティは一時ディスコサウンドに狂っていたらしいのでその影響なのか。しかしまあ気になるのは、これを買って、(何らかの理由で)中古屋に売っぱらった人が仙台にいるということだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »