カルト

2008年5月 5日 (月)

「新学期 操行ゼロ」(ジャン・ヴィゴ)

ジャン・ヴィゴの「新学期 操行ぜロ」1933年)見る。45分くらいの中篇で、寄宿舎での騒ぎを描いた伝説的な映画。何と30年代の作品だもんなあ。プリントは悪いが、子供たちの生き生きした様子、遊び心が満載された映像は今見ても充分に面白い。屋根の上から攻撃をしかけるラストはリンゼイ・アンダーソンの「if もしも・・・」なんかに影響与えてるかもしれない。

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2008年1月 6日 (日)

「Crash!」 (ハーレー・コークリス)

柳下毅一郎氏のブログ「映画評論家緊張日記」を見たら、新年早々ショッキングな映像に遭遇した。J・G・バラードの『クラッシュ』はクローネンバーグの映画版で知られるが、あの小説には前哨戦たる短編「衝突!」crash!(『残虐行為展覧会』収録)が存在する。ケネディやジェイムズ・ディーン、ジェーン・マンスフィールドら車で死んだ著名人と性的な衝動の関連について調査した報告書の形式で書かれてた短編で、これを発展させたのが長編『クラッシュ』なのである。1971年にこの短編が映像化されているというのだ。何とこの短編Crash!youtubeにUPされているのであった。いやはやあれを映像化しようという変人がクローネンバーグ以前にもいたのかと感心してしまった。監督はハーレー・コークリス(BBCのディレクターらしい。調べてみたらその後アメリカに渡り、「バトルトラック」(!)その他商業映画を何本か監督している)という人物。

で、早速見てみると、上映時間約17分の実験映画のようなものであった。出演は若き日のバラード本人。むっつりした表情のバラードが美女(ガブリエル・ドレイク。カルト的な人気を誇るTVシリーズ『謎の円盤UFO』のエリス中尉だという)と事故車置き場や自動車展示場を見て回る。車のボディパーツと女体が重ね合わされ、淡々としたナレーションで先述の報告書が読み上げられていく。テーマが異常な割に映像が生真面目で淡々としているのが妙に面白い。超レアものであった。

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