「イタリア人の拳銃ごっこ マカロニ・ウエスタン物語」(二階堂卓也)
我がバイブル「マカロニアクション大全」の二階堂卓也先生の新刊「イタリア人の拳銃ごっこ マカロニ・ウエスタン物語」購入。お馴染みの名調子でマカロニウエスタンの勃興を解りやすく綴り読み応え充分。脇目も振らず一気読みしてしまった。「荒野の用心棒」でマカロニウエスタンが爆発する前夜、下地としてあったユーロウエスタン、スパニッシュウエスタン(それらはこれまでマカロニと混同して語られる事が多かった)をきちんと整理して解説してくれているのも興味深い。二階堂先生は意外に好き嫌いがハッキリしていて、「続・夕陽のガンマン」以降のセルジオ・レオーネを冗漫だとして切り捨てている。そんなところも面白かった。それにしても、自分はマカロニウエスタン好きとして、恐らく日本でソフト化されている作品はほぼ網羅したと自負していたが、そんなのは巨大なマカロニ山脈のほんの一部に過ぎなかったのだなあと改めて思い知らされた。二階堂先生が次々愛情たっぷりに紹介する作品たちはほとんどタイトルも知らないものばかりなのだ。ううむ、やはりマカロニ探求は我がライフワークとして今後も続けていくしかないと思ったことであるよ。
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