「秘密の花園」(アニエスカ・ホランド)
食事中、TVで放映してた「秘密の花園」(1993年)。フランシス・コッポラ製作総指揮による、文芸映画。監督はポーランド出身、80年代のアンジェイ・ワイダ作品の脚本家だったアニエスカ・ホランド。食事しながら何となしに最後まで見てしまった。
古い洋館や自然風景を捉えた撮影(コーエン兄弟組のロジャー・ディーキンス)はキレイだし、たまにはこういうのもいいかなと思って見ていたが、いかんせんインパクトが無さすぎる。お子様向けの文芸映画・・・にしては映像が暗すぎるし、いったい誰に向けて作ったのやら。原作が好きだったという妻は「展開が速すぎる」「主人公のイメージが違う」等々お気に召さなかった様子。確かに、迷路みたいにたくさんの部屋がある大きな古い洋館に屋敷に住むことになった少女の不安やトキメキはもっと丁寧に描いても良かったと思う。肝心の「秘密の花園」も箱庭っぽくて息苦しいし。蝋燭を灯して洋館の廊下を歩く場面が何回か出てくるけど、あれもトリュフォーの繊細さには及ぶべくもない。個人的には、どうも「回転」を連想してイヤだった。あの子供たちが庭師のじいさんをそそのかして何か悪さするんではないかと。しなかったけど。
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